CentOS サーバーを構築する
CentOS は、「コミュニティベースで開発された、エンタープライズクラスのオペレーティングシステム」(The Community ENTerprise Operating System)に由来しており、Red Hat Enterprise Linux との互換を目指す Linux ディストリビューションの一つです。
CentOS をご存知の方であれば、Fedora / Fedora Core(以下、Fedora とする)もご存知かと思います。 Fedora の特徴として挙げられていることは、「速いサイクルで最新の技術を取り込むこと」が目標であり、OS のバージョンアップが早いため、ネットワークサーバーとして構築・運用が開始される頃には次期バージョンがリリース直前というようなことを経験しているかと思います。 ネットワークサーバーとして構築・運用することを考慮するのであれば、速いサイクルでバージョンアップを行う Fedora よりも、Red Hat Enterprise Linux 互換を目指す CentOS を選択することも視野にいれておく必要があるかと思います。
Fedora から CentOS へ
CentOS は、サーバーとしての利用を意識しているため、最長で約 7 年間といった長期に渡りメンテナンスを行ってくれることもある。 利用する目的は異なるにしても、コスト削減や安定したネットワークサーバーの運用を想定するのであれば、CentOS は注目すべき無償 Linux ディストリビューションの一つとして挙げられます。
なお、本サイトのウェブページは、個人が所有するネットワークサーバー(現在、Fedora によるネットワークサーバーを構築・運用)を使用しているため、コスト削減や安定稼動といったことを想定し、Fedora から CentOS にサーバー OS を変更した際の影響(利用できる機能など)をまとめていきたいと思います。
文字コードについて
本サイトでは、ネットワークサーバーを構築するにあたり、システムデフォルトの文字コード(UTF-8)を使用します。 そのため、システム文字コードを変更した際には、サーバー機能を構築するうえで文字コードの対応が必要となることがありますのであらかじめご了承願います。
* CentOS は、Red Hat Enterprise Linux から商標、商用パッケージなどを含まない形でリビルドされている RHEL クローンと呼ばれることもあります。