NTP サーバーを構築する

NTP サーバーパッケージをインストールする

 NTP サーバーパッケージ (ntp) は、yum コマンドを使用してインストールしますので、パッケージ管理の設定が完了していることを確認して下さい。

[ Fedora 8 / Fedora 7 ]

[root@web ~]# yum install ntp


NTP サーバーの設定について

 NTP サーバーの機能に関するオプション設定は、/etc/ntp.conf ファイルを編集します。 このとき、上位 NTP サーバーの指定は、最低一台のサーバー指定でも時刻の同期を行うことはできますが、精度を上げるうえで複数のサーバー指定をお薦めします。

[ Fedora 8 / Fedora 7 ]

[root@web ~]# vi /etc/ntp.conf

# Hosts on local network are less restricted.
#restrict 192.168.1.0 mask 255.255.255.0 nomodify notrap

# Use public servers from the pool.ntp.org project.
# Please consider joining the pool (http://www.pool.ntp.org/join.html).
上位 NTP サーバーの指定
server ntp1.jst.mfeed.ad.jp
server ntp2.jst.mfeed.ad.jp
server ntp3.jst.mfeed.ad.jp

NTP サーバーを起動する

 NTP サーバーを起動する前に、手動で上位 NTP サーバーの時刻と同期処理を行います。

[ Fedora 8 / Fedora 7 ]

[root@web ~]# ntpdate ntp1.jst.mfeed.ad.jp

 8 Aug 23:44:03 ntpdate[2606]: step time server 210.173.160.27 offset 3.276760 sec

 パッケージをインストールした段階では、セキュリティを考慮しているため自動起動されません。 Fedora システムの再起動後に NTP サーバーを起動するため、自動起動の設定を行います。

[ Fedora 8 / Fedora 7 ]

NTP サーバーを起動する

[root@web ~]# /etc/rc.d/init.d/ntpd start

ntpd を起動中:                                             [  OK  ]

NTP サーバーの自動起動を設定する

[root@web ~]# chkconfig ntpd on

[root@web ~]# chkconfig --list ntpd

ntpd            0:off   1:off   2:on    3:on    4:on    5:on    6:off