RPMforge パッケージを導入する
CentOS の公式リポジトリには登録されていないパッケージを提供してくれる RPMforge のパッケージをインストールできるようにしておくことをお薦めします。 なお、CentOS の公式リポジトリと RPMforge リポジトリの両方が提供しているパッケージにおいては、CentOS の公式リポジトリで提供しているパッケージを優先するようにします。
ここでの説明は、yum-priorities パッケージがインストールされていることを前提とします。
パッケージのインストール
RPMforge パッケージは、リポジトリに登録されていないため、RPMforge パッケージをインストールする場合には、ダウンロードした RPM パッケージを使用します。 なお、ダウンロード/インストールする RPM パッケージは、CentOS のバージョン等に合わせた RPMforge パッケージを使用します。
RPM-GPG-KEY.dag.txt のダウンロード先ディレクトリに移動する
[root@web ~]# cd /etc/pki/rpm-gpg/
RPM-GPG-KEY.dag.txt をダウンロード・インポートする
[root@web rpm-gpg]# wget http://dag.wieers.com/rpm/packages/RPM-GPG-KEY.dag.txt
[root@web rpm-gpg]# rpm --import /etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY.dag.txt
RPMforge パッケージのダウンロード先ディレクトリに移動する
[root@web ~]# cd /usr/local/bin/
RPMforge パッケージをダウンロードする
[root@web bin]# wget http://pkgs.repoforge.org/rpmforge-release/rpmforge-release-0.5.2-2.el6.rf.i686.rpm
ダウンロードした RPMforge パッケージの改竄チェックを実行する
[root@web bin]# rpm --checksig rpmforge-release-0.5.2-2.el6.rf.i686.rpm
RPMforge パッケージをインストールする
[root@web bin]# rpm -ihv rpmforge-release-0.5.2-2.el6.rf.i686.rpm
準備中... ########################################### [100%] 1:rpmforge-release ########################################### [100%]
[ CentOS 6 / CentOS 5 ]
パッケージインストール後の設定
CentOS の公式リポジトリと RPMforge リポジトリのパッケージが競合しないようにするため、リポジトリの優先度を低く設定します。 なお、RPMforge リポジトリを無効化にしても yum を使用する際、「--enablerepo=rpmforge」オプションを指定することで RPMforge リポジトリを一時的に有効化することができます。 - 2009/12/02 更新 -
[root@web ~]# vi /etc/yum.repos.d/rpmforge.repo
# Name: RPMforge RPM Repository for Red Hat Enterprise 5 - dag # URL: http://rpmforge.net/ [rpmforge] name = Red Hat Enterprise $releasever - RPMforge.net - dag #baseurl = http://apt.sw.be/redhat/el5/en/$basearch/dag mirrorlist = http://apt.sw.be/redhat/el5/en/mirrors-rpmforge #mirrorlist = etc/yum.repos.d/mirrors-rpmforge # RPMforge リポジトリの指定 enabled = 1 [ 0 : 無効 | 1 : 有効 ] protect = 0 gpgkey = etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-rpmforge-dag gpgcheck = 1 priority=10
[ CentOS 6 / CentOS 5 ]