TELNET サーバーを構築する
TELNET は、ネットワークサーバーなど直接コンソールから操作することの少ない、ネットワークサーバーなどのリソースを扱うことができるため非常に便利な機能ですが、パスワードなど操作コマンドなど通信内容が暗号化されていないため、ネットワーク経路によっては盗聴される危険性があるため注意が必要です。
ここでの説明は、内部ネットワークでの使用を前提としています。 外部ネットワークから使用する場合には、別途セキュリティ対策が必要になります。
ネットワーク端末から接続を行う場合には、パケットフィルタリングを停止しておく必要があります。
パッケージのインストール
TELNET サーバーパッケージは、yum コマンドを使用してインストールします。
[root@web ~]# yum install telnet-server
[ CentOS 5 ]
パッケージインストール後の設定
TELNET によるリモートログインサービスは、常駐プロセスではなく必要に応じてスーパーサーバーから起動されるため、パッケージをインストールした段階では、スーパーサーバーから起動されません。 スーパーサーバーから起動するためのオプション設定を変更します。
[root@web ~]# vi /etc/xinetd.d/telnet
# default: on # description: The telnet server serves telnet sessions; it uses ¥ # unencrypted username/password pairs for authentication. service telnet { flags = REUSE socket_type = stream wait = no user = root server = /usr/sbin/in.telnetd log_on_failure += USERID # サービスを有効にするかの設定 disable = no [ yes : 無効 | no : 有効 ] }
[ CentOS 5 ]
スーパーサーバーの再起動
設定を反映するため、スーパーサーバーを再起動します。
[root@web ~]# /etc/rc.d/init.d/xinetd restart
xinetd を停止中: [失敗] « 初期起動時のみ xinetd を起動中: [ OK ]
[ CentOS 5 ]